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2014年02月28日

梅かおりスピルオーバー


北国の友人からのメールにつづられた雪との闘いに胸をいためた当月。
豪雪被害を受けられましたみなさまにこころよりお見舞い申し上げます。

この上旬、わが家の梅の木に花がほころびはじめた。
拙宅の庭模様は初夏のカキツバタにはじまり
真夏には天空をめざすタチアオイ、秋は黄金ザクザクの小金紅葉、
そして今は紅白梅図屏風。
すなわち、かの琳派の始祖、尾形光琳の絵づらの如し、と謳いたいところ
実は、モグラが穴からコンチワースのやぶれかぶれだ、陰々滅滅、ステップワンだ。
この不調好調、絶好調の庭に
ふくいくとさまよう梅の香りに魅せられた野鳥が遠方より来たるである。

いま、あふれんばかりの香りの側を離れられずにいるわたくしが
ひそかに愉しむものは梅の香をイメージする金沢オードバルファム。
香りを聞くとすぐにもまといたくなる和の趣きで、
大人道をそそ、そそ、そそそとあゆむ当方の好む香りのひとつでございます。
ささ、金沢オードバルファム。

さて、もうひとつのあふれんばかりは
花の香りとはうって変わる鰻重のかぐわしい香りにある。
当の「あふれ出る」という言葉を経済用語でスピルオーバーと言い、
費用を支払わない人にも都合よく利益が及ぶことらしいと知った財政学。
この時、教鞭を執ってくださった先生に聞いた
落語のまくらにある一人のけちん坊の小噺だ。

けちん坊の家のとなりにウナギ屋さんがある。
その店先から朝な夕な蒲焼のうまそうなにおいが漂ってくる環境に、
けちん坊はケチの王道で鰻のにおいをオカズに、
三度三度のご飯を食べるしみったれな生活を送っていた。
が或る日、その様子を知ったこれまたしみったれを100倍の地で行く店のガメオヤジに、
タダでにおいをかきやがって、とカギ賃を請求されるが、
けちん坊はお金をじゃらつかせて、はいはい、払いましたがな、と言ったとか。

ジャラッと渋チン。
ウナギらしい甘辛な味付けの話に教室全体が大笑いし眠気が吹っ飛んだ想い出だ。
これまでスピルオーバー効果的なおこぼれはサッパリも
あふれ出るという言葉を耳にする度に、
ほんわかほんわかと蒲焼きの醤油や味醂の香りがしてくるようで、
鰻重代を得した気分になってくる。
おお、これがスピルオーバーであろうか。
ほんまでっか、そうでっか


posted by イイジオリーブ at 14:36| Comment(0) | スピルオーバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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