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2011年10月23日

玉羊羹のごとしオリーブ・マンザニロ


晩秋の気配にこれからをおもんばかるオリーブ・マンザニロさん。
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ぷるぷるっとした艶やかな張りは、まるでゴム風船に包まれた玉嶋屋の玉羊羹。
可愛さあまり楊枝で突きたくなる衝動にかられるも玉の肌にシワが寄りそうで恐い。
画像は、かような自分化に端を発し今年も収穫を免れているオリーブ・マンザニロさんだ。

ところが或る日、その樹形体が目に見えて乱れていると思いきや、実がついているはずの位置にその存在がない。
そこで、おもむろに視線を落とすと地面に、いくつものオリーブが圧ししゃげられた形状で散乱しているではないか。
それはあたかも水分含有量が減り皮膚の真皮層からコラーゲンが減少しまくった肌のような不気味さ。そりゃ、まずかろうというもんだ。
この混沌とした気持ちをいかなる文言で表せばよいのやら、表現不能である。
して、そのこころ模様に気圧されながらもオリーブとわたくしの関係は、
濃密かつ凝縮しオリーブに対しての自分感が一層、強くなっていったのは明確だ。

さて、話は変わり医療技術の進歩と共にペツトの世界も高齢化社会。
飼い主も介護に追われることの多くなってきた昨今だ。
拙宅も15歳なる老犬が日夜、お楽しみ事を提供してくれて目下、愛犬長生きサポート術を満喫しているところである。

中でも朝な夕なの足腰強化運動は欠かせぬ日課だ。
雨が降ろうが槍が降ろうがそんなこたぁ関係ないよ、、という犬からの暗黙のメッセージが要介護の醍醐味と言っても過言ではない。
とはいっても高齢犬であるので必要運動量は自由きままな一人遊び。
その後は称呼、就寝となるのがお決まりだが、足元に近寄る愛犬の口もとを見て、おやっ?とおどろいた。
なにやら濃いムラサキ色の果汁が毛並みに添って染みついている。
しかもオリーブの皮らしきものが口角に貼りついているのだった。

確かにうちの犬は果物が大好物だ。
庭先のクワの実が熟す頃ともなると主幹になりかかりながらデザートと洒落こんでいるし、
完熟いちじくや桃にブルーベリーなど甘い果実には目が無いときている。

014 (3).jpg
 クワの実の蜂蜜漬けは滋養深い。

されどオリーブの実はご周知のとおり渋い、口を絞る、ひょっとこになる、が大原則。
塩漬けのための渋抜きだとて七日間を要するのだ。
うちの犬が老体とはいえオリーブポリフェノール100%の実態を、
まだまだ動物的嗅覚でもって察知できるはずだ。

などと言い切ったが世間では、空飛ぶ円盤に乗ったご仁もおられることであるし
基本を無視した事例が起きてもなんの不思議はないだろう。
そこで真相を探るべく犬の動向を隠密作戦で張っていたところ、
うちの犬がタダ者でない実証を掴んだ。

それはオリーブの実を引きちぎりカミカミした口の中の種を、吐き捨てる図であった。
なんと、山形のさくらんぼの種飛ばしならぬオリーブ種飛ばし。
いや、いや、無宿渡世の日々を克己的に生きる木枯らし紋次郎のくわえた長楊枝だ。ヒュッ
ここは三日月村か。
喩と形容に乏しいが、要するにオリーブの実をいたずらに収穫していたのは、
うちの犬だったという事実である。

なんということだ。
飼い主のやり場のない憤りを察したのか犬本人は、
さっさと踵を返して我が小屋へ自主退去。
この機転の利かせ方は本犬15年の歩みに裏打ちされたものに違いない。
ウ〜ム、犬とて伊達には歳をとっていないのだなぁ、などと感心していたら数日後、
マンザニロさんは色鮮やかなキミドリ蛍光色のハマキムシくんたちの餌食になってしまい
何かを示唆するかのように妙齢の肌を失ってしまった。

玉羊羹は姿を消してオリーブの自然栽培も犬の指導も今は五里霧中。
今はなんだか投げやりな気分になって来ている。












posted by イイジオリーブ at 01:18| Comment(0) | オリーブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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