ソムリエ講座2期でご一緒したみなさん、『オリーブ2木の会』のブログが出来ました。
一緒にオリーブオイルの素晴らしさを発信しませんか。ご連絡お待ちしております。こちらまで。


●オリーブオイルソムリエって何?と思ったら →  (社)日本オリーブオイルソムリエ協会



2012年04月17日

オメガ9の花見会


アーモンドの花が咲き誇る庭の一角に仲間が集った。
「手作り料理1品持ち寄り」が原則の当会は、20数年ほど前にベストセラーになった桐島洋子氏 の著書、「聡明な女は料理がうまい」が底辺でありベースとなっている。
アグレッシブに仕事をする肝の据わった女性の足元にも及ばぬわたくし達。
しかし当日は各々の料理の腕前をお天道様の下に、デキない者も奮闘努力・悪戦苦闘で「出来る女」の尺度をはかる、出来ない女のための年に一度の春の祭典なのだ。
なんのこっちゃ

ところで、さて。
当地に移り住んだのは4年前。
オリーブの植樹の際にアーモンドとクルミを仲間に加えたところ、クルミは植えぬがよいとの指摘を受けた。
クルミの花粉はアレルギーの原因となるアレルゲンの持ち主であり、雑草や作物の成育を抑制する化学物質を放出するというのが理由らしい。
併せておどろいたのはクルミ産業の多い東信地方ではクルミ花粉症があるという事だ。
ゆえに、オリーブの木もクルミの花の顆粒で病気を引き起こす原因になりかねないということだった。

とはいえ、クルミの成分たるやビタミンEが含まれる上に、
一価不飽和脂肪酸のオメガ6とオメガ3の比率が4:1だというではないか。
これはバランスのとれた食品であり油脂好きにとっては願ってもない地産地消の賜物だろう。
しかも殻つきのクルミを手先で遊べば指先に走る毛細血管への刺激で、
ナンギなボケの防止に一役買うとある。
これはますます捨てがたい。
そこで、えいっ、とばかりに植え付け実行に踏み切ったのだった。

それから数年、花の見通しは皆無。
無肥料の土地だからか否かは不明だがまったく見当がつかないとぼやいていると、
あ〜らま。
剪定すると花はつかないよ、と教えられた。
しかもクルミはやっかいだから山に植えかえた方がいいと再度のご教授だった。
これではかわいいクルミちゃんはご難つづきの生活者ではないか。
以降、彼女の事は五里霧中である。

一方、美しアーモンド花。
こちらは繊細と可憐さを併せ持つ桃花と似て非なる大柄な様相が特徴である。
そんな花弁を愛でるこちらも充分の貫禄だ。
そのなみいる二の腕に混じり1名の雨オトコとうわさの高い輩が居て、
当日は花散り雨に見舞われないかと気を揉んだが春の陽光に恵まれたのだった。

面目一新、汚名返上。
気を良くした御仁は、はかなさをただよわせる和の趣とは若干、
異なるアーモンドの花の連写で自慢の腕を披露した。

アーモンドは次期に桃果とおぼしき果肉をつけて秋にはラグビーボール形に成熟して裂開。
油脂成分はオリーブオイルと同様の一価不飽和脂肪酸のオメガ9で体にいいよ、生でかじっておどろくことは種子の濃厚な味わい。
おお、そうだ、杏仁の味がするのだった。

と、わたくしのこんな説明に耳を傾ける名うてのカメラマンは、次回は種が弾け落ちるところを写してみたいもんだね、と一人はじけてみせた。
その時彼は、手前で咲き乱れる「ゴージャス・華」にシャッター音が向かないことで買っているヒンシュクと冷ややかな静寂感のまっただ中にいたのだったが、そのことに気づかずじまい。
後に春の嵐に見舞われ一人、大荒れの花見となった。




posted by イイジオリーブ at 16:43| Comment(0) | 花見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。