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2012年06月30日

映画を観る


浴場をテーマにしたヤマザキマリさんの人気漫画「テルマエ・ロマエ」の劇場版を観た。
テルマエ・ロマエとは「ローマの浴場」というラテン語なのだそうだ。
実は若かりし頃、所属していた劇団の同期生であった友人がテルマエに出るらしい、
と人づてに聞いていたのだった。
それからふた月目の今日、ようやくその機会に恵まれた。
それだけに自分が映し出されるかのような高揚感。ドキンドキン⇒心拍音

さて、時は古代ローマ帝国。
とくれば食用や儀式、浴場、薬効目的の他にも燃料などなど、
オリーブオイルに密着した当時の生活全般が
スクリーンに映し出されるやもしれず、、、とか。
ついでにオリーブを搾油する大きな石臼がゴロン、ゴロンと回る図も・・・なども。
オリーブに馳せる想像は果てしない。

登場人物に主演の阿部寛さん扮する古代ローマ人は生真面目な浴場設計技師のルシウス。
彼は風呂好きなローマの民衆のためにより良い浴場を作りたいと願い、
その情熱と苦悩を精進させるべく静寂を求め水中に身をかがめる。
その時、目の前に大きな渦が現れその水流にもまれるうちに、
古代ローマと現代日本の浴場とをタイムワープできるようになるのだった。

ところでその昔、友人とわたくしは赤テントや黒テントなど
アングラ四天王といわれた芝居に魅了されていた者同士、上京を夢見ていた。
しかし、何につけても東京の価値観が優先される事へ、
苛立ちを覚え始めた当方と、かたや江戸へのぼった友人。
それ以降、音信不通である。
その彼女が陽のあたる立場に上り詰めたのだと思うと目がしらが熱くなった。

さ、さ、いよ、いよ、開始時刻だ。
大スクリーンに釘付けで観入るわたくし。
日本人男優がローマ人になるのも悪くはないと感じているうちに、
浴場では古代ローマ版・なかやまきんにく君が体に何かを塗っている模様だ。

それからおもむろに垢取り器で腕を擦っているところは、
たぶん、オリーブオイルで肌がやわらかくなり浮きあがった汚れを
かすり取っているのだろうと察した。
映画の荒唐無稽な展開に可笑しくて笑ったものの、
それはわたくしだけであった。
映画館内の民衆よ、何ゆえ声を出して笑わぬのだ。

中盤、原作とは違う展開も我が国の公衆浴場にある技術や
日本独自の癒しのしつらえを過去に戻り再現させて・・・というあたりに
ヤマザキマリさんの発想点の根源を探りたくなる思いに駆られた。
そして118分、映画はつつがなく終わり友の姿は最後まで見あたらなかった。
きっと旧友は阿部寛さんの見事な肉体美に見とれるあまり湯あたりを起こし、
女史風呂の湯船で溺れてしまっていたに違いない。

遠いむかし、
天才ピアニスト・グレン・グル―ドの音色の素晴らしさを教えてくれたI子さん。
奇しくも今年はグルード氏の生誕80年・没後30年だ。
これの何かの縁というものだよね。
あなたにもう一度、お会いしたい。





posted by イイジオリーブ at 17:21| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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