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2012年08月21日

おおいに安堵した一日。


当月当初、御多分に洩れずロンドンオリンピックの時差でやつれ果て、
ザックジャパンはベネゼーラ戦の応援とお盆とがもつれ込み今は疲労の極だ。
虚弱体質ゆえ幽明境を異にしては一大事、とここ数日はだらだらと過ごしている。

ヨシズを張った縁側でそんなトドぶりをさらしていると近所の子らが集まって来た。
わたくしは大人としての意識が欠落しているので、
比較すると成年男女よりもクソガキ君たちとの方が波長が合うようだ。

さて、はて、キミたち、きょうは何のご用かな。
と、少年相手に余裕をかましながらおもむろにアイス棒を差し出す。
それを口に運ぶ彼らの先には、
自ら堕ちる炎天下のゾウムシ捕獲作業が待ち受けているのだが
そんなことをいとう様子はない。
何故ならば仕事具合の如何により
アイスとは比べ物にならない美味しものが提供されることを、
彼らはこれまでの体験で学習しているからだ。

そんなこんなで冷えた大きなスイカを車座で囲むと
当然のようにオリンピックで大活躍した「なでしこジャパン」の話で座が盛り上がった。
一方、残念な結果ではあったが女子レスリングの浜口京子選手は、
おやじさんの個性的な応援にも嫌な顔をひとつしないところがエライ!
なんていう趣旨の発言が飛び出して、
「オマエさん、いったい幾つなんだよ」と正直、これにはおどろいた。

きょうびの子どももすてたもんじゃないなぁ、
と感心しているとひとりの坊主がいきなり閉会式の時のジョン・レノンがカッコよかったネ、
な〜んて事を言い出すのでおもわずスイカの水分が喉の奥にひかかり
口の中の種が鼻の穴から飛び出しそうになった。

そこへ間髪入れず賢者タイプの小坊主が
「フレディー・マーキュリーも出とったろうが」と突っこみを入れて来たではないか。
スイカを食していたわたくしは一呼吸置いて少年らにこう言い放ったのだった。
キミたちは本当に小学生かね。

気を取り直したわたくしがスクリーンに映ったジョンのイマジンと
フレディーのWe Will Lock Youの唄には涙が出た話をすると、
それを境に話題は音楽に切り替わりおのおのがギターが弾けるだの
作曲が趣味だのと、ひとしきり音楽マニアぶりを披露してくれたのだった。

いや、はや、当年とって十二~三歳ほどの少年が
すでに大人の音楽に造詣が深いとはおどろきだ。
ひょっとしてギターテクニックなんてエリック・クラプトン並みだったりして・・・
小学生相手にやっかみ気分が加わったりもする。
きっとご両親がロックな音楽に傾倒しておいでなのだろう。
思わずわたくしは子育てにおける家庭内環境の大切さを再認識すると共に、
それまで心の中でクソガキと位置付けしていた少年たちに敬意の念をはらった。

わたくしはギターの音色が一種独特だった夭折のポール・コゾフの事が、
未だ持って忘れられない。
あの世にはジャニス・ジョツプリンやジミ・ヘンドリックス、
ブライアン・ジョーンズなどの名ミュージシャンだらけだ。
そこで「ジョンもフレディーも冥土からの参加とは粋な計らいだね」と大人の言葉を放つと
なんと子どもらは「あのおじちゃんたち二人とも死んどうと?」と目を丸くしたのだった。
うっはっはっは。
おや、おや、キミたち知らなかったのかね。
それまで少年の大人びた言動に下降気味だった気分が一気に上昇気流だ。

以降、ジョンとフレディーの死に至る経緯は、
それぞれが成長ごとに知ることになるだろうからその部分の話は避けたが、
やっぱり子供はこどもなんだと大いに安堵したのだった。


本日から4日間
朝7時20分よりNHK -FMラジオで
20世紀の生んだ大ピアニスト グレン・グールドの
斬新かつ個性的なピアノ音が流れます。



posted by イイジオリーブ at 17:23| Comment(0) | グレン・グールド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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