ソムリエ講座2期でご一緒したみなさん、『オリーブ2木の会』のブログが出来ました。
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2015年04月09日

北斗さんをアンバサダーにオリーブジャパン2015は18日(土)・19日(日) 


3月末から桜の開花が順調だったところへ予想だにしない雨続き。
そこで花見が頓挫の集団がわが家へとなだれ込む、といった災難でわたくしの春が来た。

さて不埒なひとたちが酒宴とくれば決まってはじまる助平談議。イヨッ、待ってましたぁ
ああ、それなのに体調不良か更生か、
まさかの健康食というまっとうな話になったのでわたくしは遺憾であった。

なかでも盛り上がりを見せたヘルシーフードはいつぞやの冬、
一同がその外面に目を凝らしたラーヴァブレッド。
ラーヴァブレッドとは友人が世界股歩きを謳歌していたその昔、
ウェールズ南部で食べたという海藻を煮込んだ郷土食で、
血糖や血圧のバランスをとるに有効のいわばミネラルの弾丸なのだそうだ。

で、あるから是非、作って食べようではないか、と背中を圧され先ずは岩ノリ調達。
しぶしぶ近くの海岸で極寒の中の海苔採り実演とあいなったのだが、
ああ、想い出すだけでも気管支が縮みあがる。

ところで諸説あるラーヴァブレッドの調理法で、
友人は生海苔をコンソメスープで煮込み適宜量のオートミール粉を加えてディップにした。
出来上がりをそのままにスクランブルエッグ、マッシュポテトの付け合わせや、
パンに生ハムとのサンドなどなど、ちゃんとおつとめのできる一品だ。
しかしながら、いかんせん灰黒色ドロドロの形状が不気味である。

では食味。
海藻の香りがなんともいいねぇ、ワシには向かん、ボーノボーノ、
微妙よね、と味の評価はさまざまも、
後日、ベーコンとニンニクで焼くとにじみ出る脂のうま味と相まって、
主役を引き立てるすてがたい脇役になると分かったあの日、あの時。
オリーブオイルよし、ごま油も変化に富み、
脳の細胞に良いと今、熱い眼差しのエゴマ油も続けとばかり。
油脂は各種様々に使い分けるとラーヴァブレッドならずとも食べ物の旨味と栄養価を倍増させる。

と、あらば当月は18日(土)〜19日(日)二子玉川ライズ・ガレリアにて開催の
オリーブジャパン2015が気になるところだ。
なにしろ世界15カ国、400品以上のオリーブオイルの品評会はオイルの魅力とそのツボだらけ。
くわえてマルシェが楽しめるところはまさにUSP。いざ行かん



posted by イイジオリーブ at 14:07| Comment(0) | レシピ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月29日

ウニクレソン


決算期のいま半死半生、気息奄奄としている。
そこへウニ漁に身を置く知人たちが陣中見舞いに来てくれた。
あ〜りがたや〜 ありがたや♪〜
出迎えのあいさつは丁重に。
手みやげに馳せるこちらの胸内を悟られぬように慎重に。
そして、おもむろに手提げ袋に目をおとしながらさりげなく。
の、はずだったにも拘わらずおもわず頬がゆるみ喉が鳴ってしまった。

それもそのはず、なんとウニの容量が箱板ではなくアルミ製の弁当箱だったのだ。
わたくしは欣喜雀躍する気持ちを読まれまいと必死に取り繕ったが、
このような時ほど相手と目と目が合ってバツが悪い思いをするものだ。
しかしできる女は、緩んだ頬をすかさず優雅な微笑みに変え
その場を悠然と乗り切ることができるのであった。

さて前項で述べたようにウニは大量だ。
おまけに雪駄並みの粒ぞろい。
それはあたかも黄金の海はよう〜、海はよう〜♪である。

折しも夕餉の時刻が近づいたのでウニ丼などいかがかな、と一応、振ってみる。
この事態に於いてだいたい一般人というものは、
重い腰を上げ居住まいを正して「オイトマつかまつる」とかなんとか述べながら
長居を詫びるものだ。
ところが、つわものたちはそんじょそこらの人たちとは次元が違う。
彼らは合唱するかのように
「生ウニは食べ飽きたんで違うもんがいいのう。」と、のたもうたのだった。
キミたちは帰らんのかね。

仕方がないので「ウニクレソンはどうかね」と再提案してみる。
すると今度は、おっさんのツボに直球で入ったようで、
おおっっ、とか、そりゃなんじゃ、もんじゃ、と、どよめきが上がったのだった。
この料理はウニとクレソンに醤油をちょこっと落してソテーしたものだ。
ステーキの付け合わせのクレソンとウニとのミスマッチさプラス、
美味しさと簡単なレシピとが大受けで
広島のどちらかのお店で好評を博している、といつだったかテレビで放映していた。

ではクレソンの調達に参ろう。
げげげ、げげげ。
粉雪舞う中を、のけぞるおいさんたちを引き連れ、
近隣の畑へと向かいて川に下りる。あはは、もちろんツワモノたちが。
首に手ぬぐい、長ぐつ姿。
鎌を片手の出で立ちから察すれば、
ここはクレソンを「刈り取る」の形容の方が適切であるに違いない。
わたくしはといえば土手に立ち、
あそこ、ここ、と、おっさんたちにクレソン収穫の指導に忙しい。

ところで繁殖力旺盛なクレソンは春になると白のかわいい花をつけるので、
お色気のない今時期が食べごろとなる。
鼻孔に抜けるピリッとした辛味感が爽快な野菜だ。
聞くところによれば明治の初めに在留外国人用の野菜として渡来し、
レストラン精養軒さんの料理に使われた茎が
不忍池に流れ込んで野生化したという説があるそうだ。
それが全国津々浦々に拡がったのだろうかねぇ。

ヨーロッパ原産のアブラナ科の植物にして、
ビタミンCのほかベーターカロチンにミネラルやカルシウム、
鉄が豊富で緑色のきれいなクレソン。

かたやビタミンB1やB2、グルタミン酸に血液をサラサラにする
EPA(エイコサペンタエン酸)が多く含まれる
消化吸収の良い黄金色のウニ。
これら強力コンビにいま出回る初搾りのオリーブオイルの参戦となれば、
これは味覚、滋養や配色においても最強に違いない。

さぁて、もうふた月もすると水はゆるみ川面は、
クレソンにおおわれて水底すら見えなくなる。
冬きたりなば 春とおからじ
イギリスの詩人、シェリーの「西風に寄せる歌」にある一節に寄せて、
本年もへこたれまい。





posted by イイジオリーブ at 16:43| Comment(0) | レシピ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月26日

酒粕はオリーブオイルにも匹敵して。


我が家では年中、酒粕を常備している。
そのため、専用冷凍庫を設置しており仲間内では「酒粕おんな」との異名を持つわたくしである。
さて酒粕とはご周知のとおり、醸造したもろみを漉して酒と分離させた後に出る真白き固形物だ。
その栄養価はビタミンBやアミノ酸の宝庫で、食すとさらなる美肌をもたらす生きた酵母菌のるつぼでもある。
しかも悪玉菌のLDLコレステロールの値を下げたり、お通じを改善したりとオリーブオイルの効能に匹敵する我が国伝統の副産物なのだ

とはいえ、酒粕すべてを十把一絡げにはできない。
なぜならば普通酒・純米酒・純米吟醸・純米大吟醸・大吟醸とそれぞれの酒のランクで、酒気や粘度の塩梅など酒粕の表情が大いに異なるからである。
特に新酒の時期のその香気と味わいは清々しく心身の軸が整うような神聖な面持ちになる。
と、うんちくを傾けると酒造界を統べる重鎮のようであり、我が国最大のレシピサイト「クックパッド」を向こうに回す酒粕料理の鉄人の趣きだ。

ところが実態は、酒粕を水と砂糖で溶いていただく甘酒もどき以外は何の腕も持たない。
では何ゆえ酒粕生活なのかというと、それは都会に住む酒店の主が里山くんだりまでたびたび足を運び、自分の持て余した酒粕を届けてくれるという裏事情によるものであった。

そもそもわたくしは愛想が良い。
人さまからの頼まれごとは断らない。
どんなに多忙であれ、友、遠方より来たる、とあらば快く迎え入れそこそこの食卓で労をねぎらう。
飲んで調子に乗り居座る友人の重い腰を上げさせるべくアメとムチで誘導する。
などなど小さな善行の積み重ねで今日、わたくしは人徳者と呼ばれるレベルまでのぼりつめたのだが、酒粕もそのたびに積りつもって家中、その酒気が充満するようになった。

当初、おすそ分けはご近所さんにも喜ばれる酒粕消費の一環で、ついでにわたくしの人柄アップにも一役買ってくれて大いに助かっていたのだった。
ところが度を超す回数とその量に、お福分けも次第に周辺から有難迷惑が発信されるようになってきた。

友人のことだ今後も手土産は酒粕一筋でろう。
居留守も通用しない。
困った、困った、と保存に困惑していて閃いた。
冒頭の冷凍庫はこのような経緯で我が家にもたらされた電化製品だ。

それから悠々とした或る日、台湾の友人がもち米と麹などで発酵させたチャウニャンという調味料が中国にあり、トウバンジャンなど炒め物や汁物に加えると、より美味になるのだと教えてくれた。
これが酒粕、黒砂糖、酢を火にかけてとろとろにすると似ているという。
なるほど、これはいいねぇ。


更に酒粕で顔を洗う事も勧めてくれたので早速、その晩に試したところ玉肌に更なる磨きがかかったのは述べるまでもないが、酒粕が微妙に眼に入りその激痛で七転八倒であった。
美への道のりとは実に険しいものだとつくづく思う今日、この頃である。



posted by イイジオリーブ at 17:31| Comment(2) | レシピ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月06日

マテ貝をオリーブオイルで。

1.JPG
島の春と言えば潮干狩り!
アサリやフジ貝なんかもいますが、今回はマテ貝を取りに行きました。

昨年、スペイン料理研究家のおおつきちひろさんが来島の際、
みんなで立ち寄った食堂にあった「カメノテ」「マテ貝」の表記を見て
「これ、スペインでも食べるのよー。美味しいよね。」
っておっしゃってました。

正直どちらも、見た目がかなりよろしくない。
好んで食べようと思ったことはありませんでした。

でもスペインと聞いただけで、なんだか高級そうな香りが漂ってくるではないですか〜♪

お友達に誘われたこともあり、マテ貝採りに挑戦です。

潮干狩りなんて子供と年寄りが喜ぶものくらいに思っていましたが、やってみるとすごく楽しい♪
2日間で100個以上のマテ貝が収穫できました。
(はい、2日連続で行ったんです。)

早速、レシピを検索し、20個ほどを調理してみました。
小豆島産の貝なので、オイルもニンニクもパセリもお酒もすべて小豆島産で。
とってもおいしくいただきました♪

先輩ソムリエ古田実紀さんが、
カメノテはスペイン語はpercebe(ペルセベ)。スペインで食べたときとても感動した。グロテスクだし手で食べるし。しかし、絶品の美味さがあり!!
マテ貝はスペイン語はnavaja(ナバハ)。北スペインの人たちは貝類をレモンかけて生で食べます。私も食べます。

と教えてくれました。

機会があったら皆さんもぜひ食べてみてくださいね!
posted by やぎ at 14:01| Comment(2) | レシピ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月06日

アーティチョーク

20100706.jpg

オリーブオイルをテイスティングして、テイスティングスケールというものに点数をつけていきます。

そのテイスティングスケールの◆臭覚◆味覚の具体例に、「アーティチョーク」とあるんです。
「松の実」「くるみ」「バナナ」など解りやすいものもあるのですが、「ニワトコ」「湿った土」など何それ?食べたことない・・・なんてものもあるわけです。

アーティチョークが大きなアザミと言うことは知っていました。
オイル漬けやビネガー漬けの瓶詰めは見たこともありました。
でも私、食べたことはなかったんです。多分。

みんなでテイスティングして、だれかが風味の具体例として「アーティチョーク」と言ったりすると『このちょっとハーブっぽいところかな?』なんて想像。
いつかきっと食べる機会もあるだろう〜と思っていたのですが。来ました!!

意外と近くで作ってたんですね。
写真の大きなお花を見つけることが出来ました。
でも、食べるのはこんな風に咲いてしまう前。蕾の状態だということです。
で、これもあったんです。
201007061.jpg
4個いただいてまいりました。
これを蒸し器で30分くらい蒸して、オリーブオイルにお塩、レモン代わりの夏ミカンを絞ったドレッシングを作って、それをつけながらいただきました。

食べているところの写真もお見せしたかったのですが・・・
これがあまり美しくないので止めておきました。
外側から一枚づつはがして、歯で果肉をこそげながら食べるのです。食べた残骸がなぜか食べる前より多いんです。

で。肝心の味ですが、これがなんと言うかくせになる風味を持っています。
とても爽やかなでも甘味もあって。
中にいっぱい毛のようなものが詰まってるんですが、そこを取り除いたら土台部分も美味しくいただけます。

きっとこれ、季節ものですよね。
来年また出会えるかな。
楽しみがまたひとつ増えました。

posted by やぎ at 17:37| Comment(4) | レシピ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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