ソムリエ講座2期でご一緒したみなさん、『オリーブ2木の会』のブログが出来ました。
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2013年07月31日

8月3日・アビーロ福岡でオリーブオイルの試食会講座


「里山涼し、お出かけくだされ」。
暑中見舞いにしたためたこの文言を真に受けて、
連泊を決め込んだ面々が来訪したのはちょうど昨年の今ごろだったなぁ。
自分が埋めた地雷を自分で踏んだも同然の惨事だっただけに、
まるで昨日のように脳裏に刻まれている。

それがうって変わってこの夏は森閑として、
一般常識が覆されたあの数日が幻のような中、
来たる8月3日(土)11:00〜12:00
アビーロ福岡でオリーブオイルの試食会が行われるのだった。
詳しくは日本オリーブオイルソムリエ協会まで http://www.oliveoil.or.jp/ 
当日、わたくしも会費の3.150円を握りしめ駆けつけん、
と意気込んだ矢先に重要ミッションが転がり込み無念の毎日だ。

そんな或る日、お散歩中のご婦人が
「その美しい木の名前は何ですか。」と、訪ねてみえた。
当然、オリーブのことだろうと思っていたが軍配は、
喬木化したグミの木の仲間のロシアンオリーブに上がったので
オリーブさんにはちょっと気の毒だったなぁ。

ロシアンオリーブはうねるような樹形が基本だ。
そしてその豪放磊落ぶりにますます弾みがついて、
他の植物とのテリトリー争いに及ぶので植樹場所は、
住宅ローンを組むににも等しくよくよく考えねばならない、とわたくしは考えている。

その上、新葉と旧葉の交代する今の時節、
庭はここかしこ掃き溜め状態と化し怒涛のアウトドアといっても過言ではない。
ところが、こうはあっても人気は高い。
どうやらその理由は風でくゆらす銀葉のグラデーションと
初夏に芳香を放つ淡いクリーム色の星形をした花にあるようだ。

こんなことは日常生活でもありがちだと思う。
物事の心象風景は瞬時に決まるから、
その場の雰囲気が高じると何の脈絡もない相手や構想が
やけに重要な事に見えたり思えたりすることがある。
特に夜間帯での酒席は、その時点でアタマがずいぶん麻痺しており
これからの険しい道のりなど先が読めずだ。
また燃費の悪さも各人、
お酒で脳メーターがやられているために計算不可能ときている。

のちのち、ちゃぶ台をひっくり返したり返されたりあるいは、
やおら、ぶち捨てたくなる相手や物件になるやもしれない。
そこで窮地に陥る一歩手前で立ち止まり、
たたずまいや所作などのそれぞれのスッピン度を、
よくよく確認了解しておくのがよろしいか、と。
でないと企画に無理が出て来るというもんだ、と。

そんな辻説法を説いてみたが
ご婦人の情熱は膨らむ一方なので挿し木で育てた鉢物を差し上げた。
挿し木といえばロシアンオリーブは、
人差し指程度の太さの枝を地面にただ挿しておけばすんなり根づいて実生もいける。
オリーブの木もこう楽だと苦労はないが、
つれないオリーブしぐさが魅力であって、
ロシアンオリーブのタイプでは神秘性が失われそうに思う。

管理場所はどこでも来いの大物で昼からやや日陰になる場所だと増長する。
しかもたまに栄養剤を飲むと、
よっしゃぁ、どこまでも行ってみよう、と、ベタギャグもやるタイプだ。
今後、ご婦人の健闘やいかに。







posted by イイジオリーブ at 17:00| Comment(2) | オリーブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月11日

新漬け食べ比べパーティ♪

20121211.jpg

もう1カ月も前の出来事になるのですが・・・
小豆島在住のオリーブオイルソムリエで、各社・各家庭等のオリーブの新漬けを集めて持ち寄り食べ比べる会を開きました。

全部で25種類。
こうして見ると、色も違えば、実の形も大きさも違う。
さまざまな新漬けが集まりました。
時期的にマンザニロという品種の新漬けが多かったかも知れません。

見た目も違えば味も違う。
ちょっと発酵を感じるものもあれば、塩分が強いもの(保存目的かな?)、薬品のような風味がするもの、色々です。

オリーブばかりを食べるパーティ。
年に1度の楽しみです。
posted by やぎ at 15:03| Comment(2) | オリーブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月24日

オリーブのこと


オリーブ・マンザニロ種のたわわな実があれよ、あれよと言う間に膨らんで、
豊かに色づきだしたのは去る8月末のこと。
あわてて収穫から渋抜きに至り塩漬けの行程を踏んでいる最中に、
マンザニロくんの奉公先が決まった。めでたい。

たしかにマンザニロくんのアイディンティティーは『早生』だ。
しかし、それにしてもお彼岸前であるのになぁ、
と、うつろ、うつろしながら暮らしていると早くも時は、
お中日も過ぎて当月も「虫隠れて戸を閉ざす」と謳われる月末を迎えた。
その季節の移ろいを実感しながらミッション種は、
いまかいまかと出番を待つ体制にある。

さてこちら周辺は、
真夏にあっても夕暮れると山斜面の木々の密集した坂から冷気が下りてきて、
辺りの温度がストンと落ちるや、にわかに涼しくなる。
今夏は長雨も手伝ってかその落差がたいへん大きかった。
きっと、例年にないこの環境がマンザニロくんの成長を促したのだろう。
夜中になると夏場でも冷えて陰体質には羽根布団が手放せない。
人生には三つの坂があるというけれど
里山に在るあんな坂、こんな坂、真夏のまさかである。

ところで当地に移り住む前のころ、
鉢植えのオリーブには施肥を行い地植えのものは庭木の腐葉土のみの無肥料で育てていた。
思いもかけず施肥と無施肥のその差が現れたのは、
こちらに住まいを変えてから
その両方を地に下ろして1~2年ほど経った時だった。

それまでは施肥、無施肥のどちらとも元気・快活・爽快・暴れん坊の
多重構造みたいなオリーブの木だったのだ。
特に「鉢」という足かせをはずしたオリーブは、
解放感からか地植え出身のオリーブに比較すると
枝葉の競り具合は傍若無人、葉は色艶を武器に
ハバを利かせてその存在感は人目を引いていた。
それゆえ施肥のオリーブはさすがに体力があるなぁ、とその時は感じ入った次第だ。

しかし真夏の或る日、元鉢植えオリーブに異変を覚える。
それは風になびく瞬間に、ひるがえりながら見せるオリーブの表情だ。
表葉の真みどり色と裏葉の銀色の明暗比に、
しっとりとした深い艶が見受けられないところだった。
顔色がナーバス、というかオリーブ自身が持つ
成長に向けての独特の意気込みが発信されていないなぁ、と感じた。

この路線をたぐるとだいたい見当はつくのはアレ、
おもむろに地面に目を下ろすとやはりコレだった。
オリーブアナアキゾウムシくんたちの宴のあとがノコギリ屑化して散乱している。

後に肥料を与えていたオリーブのすべてがゾウムシ被害で枯渇した。
一方、無肥料のオリーブくんは不思議とその被害を免れ有りがたい事に、
今年は少し実をつけてくれている。
きっと無肥料で育ったオリーブは、
見てくれはもう一つでも害虫に対する自己免疫力を蓄えていたのだろう。

そこで想い出すのは昨年、
湯布院で講演をされた奇跡のリンゴで知られる木村明則さんのお話だ。
「虫を呼ぶのは肥料です」という木村さんのその言葉は、
生きる環境を壊さないようにしましょう、という喚起の声にも聴こえたのだった。

さても数年前、オリーブは無農薬・無施肥で育てるという信念で、
「いつもニコニコ・オリーブ見まわり」という教義を自分の中で作った。
仕事が空くと庭に出てオリーブの木に、
ニコニコっと話しかけながら枝葉を眺め廻し
キョロキョロとオリーブアナアキゾウムシの発見に努める。
これはオリーブが趣味程度の本数だからできる特権だな。

植物はオリーブに限らずいずれもさびしがり屋さんなので、
眺めるだけではなく葉っぱをナデナデしてあげたり、
話しかけると大いによろこんでやる気を起こすようだ。

そういうことで、朝起きるや外に出て、
おはようございま〜す、と声掛けするように努めている。
するとオリーブは一日中、はつらつだ。
などと偉そうだがにっこりオリーブの教祖はお年頃なので、
時おり忘れて数日が経っていたりもしている。


posted by イイジオリーブ at 23:24| Comment(2) | オリーブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月30日

「樹木の味方」はオリーブの木の味方


クリスマス月と対峙する最後の日とあって、さすがにその姿は皆無と意気込んでいた。
それだけにオリーブの木の天敵、オリーブアナアキゾウムシの
ゆるいポールダンスを目にした時の衝撃は大きくたいへんムカついている次第である。

このところ小春日和つづきだ。
そのためだろう、オリーブの木と昵懇の間柄となっているオリーブアナアキゾウムシの姿は、
ここかしこさだめなく多い日には捕獲する者、20数匹をくだらない。


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気温23度。冷やっこいモノが欲しくなり冷凍していたブルーベリーを寒天でまとめてみたが、
腕にセンスがないためにマグロの角切りに擬態してしまった。


中には目を細め恍惚として交尾する思慮分別の欠如した輩もいる。
これは自分の子孫を次代に繋げていくための一つの作業であろうが御両人、うっはっは、おっとそこまで。
ハテ、昆虫がうっとりと遠いまなざしをするかであるが「一寸の虫にも五分の魂」、「なめくじにも角」。
虫たちにもこころがあり、それぞれ主義主張があるに違いないというイマジネーションとイリュージョンの世界を往来すれば、
田舎住まいもこころなしかほっかりと灯りがともるのであった。


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美食家ではないので気の向くままの放浪料理。オリーブは無農薬・無肥料ゆえ、とっさにこんなことも可能。


して、オリーブアナアキゾウムシや、たしかにモスラ似の見るからに蜂の子のようでうまそうな幼虫は、申し訳ないが大量補殺した。
それは今後のオリーブの成長に功を奏するのだが初冬という言葉の響きに、
つい油断をしてか帽子も被らずUVーA波に肌をさらしていたことに、
辺りが黄昏てからあわてたのだった。


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オリーブ葉の味わいは充分あるが豪快過ぎて食べづらいとの声があがる。


ところで、みなさんはUVーA波をご存じか。
わたくしは識っている。
それは肌に影響を与える紫外線のことであり、これには当波とUVーB波の2種類があるということを。
そして、とくにシワ・たるみの原因となるUVーA波は1年を通してB波よりも比較的量が多くより肌の奥に浸透して皮膚弾力を低下させるということも。
雲や窓ガラスも透過する紫外線は、冬の曇った日も室内も侮れないのだ。
ましてや当方の美肌、やわ肌。
つまり、本日の捕獲作業により自分のシワ・たるみなどの光老化の進行をより一層、早めてしまったのである。

と、ここで自分のかわいさあまり、重要な事を忘れていることに気がついた。
それはこの世におちてウン十年、当方の丸出しの肌より何十倍も繊細な肌を持つオリーブオイルと同居していることであった。
時は今、新オイルのお目見え時期。
酸化を防ぐ温度管理は無論のこと、紫外線にはとくと注意を促したい。



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おとなりさんの畑をながめていたらモノ欲しそうに見えたのだろうか。つる首かぼちゃをいただいた。地域交流のシンボルともいえる。


さて、その目もあてられない肌問題はさることながら、オリーブアナアキゾウムシやテッポウムシの幼虫が喰い込んだオリーブの行く末はもっと深刻で重大なのだ。
そこで、かの被害を被ったオリーブの木に、
うれしい援護射撃をしてくれるのが人口樹皮の役目で庭木を守る園芸専用保護剤の「樹木の味方」である。

実は遡ること9月某日。
世界で初めて無肥料、無農薬でリンゴの栽培を成功させた「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんの講演が大分県は湯布院で開催された。
氏のご高名はかねがね聞き及んでいたし著書はご実直ぶりが如実である。
いつの日かお目にかかりたいという願いが実現したために、
お話にのめり込み気がつくとすでに終盤にさしかかっているではないか。
そんな中、情報収集したもののひとつがワサビ抽出液で作られたかの「樹木の味方」だったのだ。

例えば害虫による樹木の枯死被害部分をきれいに削り取った後や剪定後、樹肌の乾燥が進まぬうちに、この「樹木の味方」を覆いかぶせるようにハケで塗布すると病気の進入を防ぐと共に、新しい樹皮の形成を促すのである。


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ひとつが2kgもある。太陽光の下でビタミンカラーを披露してみた。


自然栽培ゆえ、と言えば聞こえは良いが、
これまではロハが賜物の庭で勝手に育つヨモギやドクダミの煮汁の塗布が当方の防虫と樹皮形成作業であった。
セコいのまん中。
しかし、「樹木の味方」が同志となってからは、その効能はもとより薬剤ではないという安堵感に少しの出費も痛くない。
人も樹木も肌を少し思いやるには、やはり妙齢の銭子さんの存在が必要なのだと思った。
posted by イイジオリーブ at 22:58| Comment(2) | オリーブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月13日

11月つれづれなるまま


唐突に秋。
かと思えばすでに仕舞い込んだTシャツを再登場させるなど今年の気象は、
明らかに人を食っていた。
しかし、ようやく初冬の趣だ。
その宵のうちをタジキスタン戦で白熱を帯びた一昨日。
そして数日後に控える北朝鮮戦。
なんだか、かの北朝鮮戦を言葉にして発すれば末尾は、せんせん、と思わず舌がもつれそうになる。

この症状は我が国の渡航サポーター数の問題や日の丸・横断・鳴り物などの持ち込み禁止に比較し、
相手国社会状況や会場・北サポーター陣の立錐の余地もない状態を、
試合の不安材料として当方の脳が察知、反応しているためであろうと考えられる。

先だってのザック監督は、選手たちにフィジカル面、メンタル面、タクティス面、技術面のどれも怠らないように指導すると語っておいでだった。
さりとて監督自身の責務と緊張感やいかばかりか。

わたくしは当日の、観戦はさることながら監督の面と頭皮の緊張にこわばる表情を、
氏の奥さまになり代わり見守らせていただくミッションを自分に課せているために、
胸中、穏やかならずこちらの抜け毛も消耗が激しい。
そのため、育毛効果ありのエキストラバージンオリーブオイルを頭皮に磨りこんだ。
ええい、かくなる上は試合結果も脱毛効果も神のみぞ知るだ。

さてサッカーの話はさて置き、先月はオリーブマンザニロ種の渋抜きを、
今はミッション種にとりかかること5日目を経てまもなく終盤となる。
オリーブの塩漬け作業は先ず、オリーブの実自身のアイディンティティを重視するところがスタートラインだと思う。
オリーブの実にそんなものがあるのかと問われる御仁もおられようが、
命あるものすべてにそれは存在するものだ。
それは先ず、自分自身がオリーブの実の気持ちになることがオリーブ渋抜きのビバ!登竜門である。

では、いかようにすれば感情移入できるのかといえば、
それは精神の自然との融合と研ぎ澄ましとでも言おうか、
例えば、自分がオリーブの実となり苛性ソーダ溶液よろしく
世間という利害関係の満水に浸かっている様子を思いめぐらす。
そこで自己気質の灰汁を完全に出すのか出せるのか、どの程度、抽出するかされるのか。
個性尊重派としては、少ない経験と模索というこの辺りのせめぎ合いがこの道の妙味と思っている。

やれ、やれ、深夜帯の脈絡は自分の肌同様に入り乱れ、
これより進めては文脈をこじらせるばかりだ。
とりあえず、朝陽を待とう。
posted by イイジオリーブ at 01:58| Comment(0) | オリーブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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